早口言葉 上手に「言えた」
愛媛大医学部付属病院で読み方・話し方教室

産経新聞 令和5年8月29日配信
産経新聞とフジテレビ、国内外の心臓病の子供たちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)は28日、産経新聞創刊90周年記念事業「ハーティープロジェクト」を愛媛大医学部付属病院(愛媛県東温市)で行いました。入院中の子供たちに、楽しい時間を過ごしてほしいと始まった企画の第3弾。フジテレビアナウンサーとの交流イベントが行われ、会場にはたくさんの笑顔が弾けました。
この日行われたのは、〝アナウンサー先生〟が言葉を通したコミュニケーションの授業を行うという、フジテレビの社会貢献活動「あなせん」のプログラムをベースにした読み方・話し方教室。
先生役は、フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」を担当する生田竜聖アナウンサーです。入院中の子供たちが利用する同病院のプレールームと、フジテレビをオンラインでつないで実施されました。
参加したのは、1~18歳の病と闘う計11人の子供たち。プレールームに置かれた大型モニターに生田アナが登場すると、手を振り、はにかんだような表情を見せました。
最初に、フジテレビのある東京・お台場の様子や同局のバラエティー番組を生放送する「ぽかぽかパーク」などが映し出されると物珍しそうに画面に見入った子供たち。生田アナとの「めざましじゃんけん」で緊張がほぐれたところで、いよいよ授業のスタートです。
「かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ」-。難しい早口言葉をスラスラと読み上げていく生田アナの姿に、みんなの目はくぎ付けです。生田アナからアドバイスを受けながら、何度も練習を重ねると「言えた!」と喜びの声もあがりました。

続いて挑戦することになったのは、「めざましテレビ」でおなじみの「きょうのわんこ」の原稿読みです。まずは生田アナがお手本を披露。その後、「(一人で)挑戦してみたい人はいる?」との呼びかけに、勇気を出して手を挙げてくれる子もいました。
最後は映像を見ながら、みんなで原稿を一語一語丁寧に読み上げました。「みんな上手」「バッチリでした!」。生田アナからほめてもらったところで、この日の授業は終了です。みんなからは、うれしそうな笑顔がこぼれました。
「ナレーションの声、みんなにしっかり届いていたかな」「早口言葉、とても楽しかったよ」
イベントを終えた子供たちからは、さまざまな感想が聞かれました。

原稿読み テレビ見て思い出して フジテレビアナウンサー・生田竜聖さん
オンラインでの参加ということでドキドキしていましたが、子供たちが積極的に声を出し、手も挙げてくれたのですぐに不安は吹き飛んで、楽しくやることができました。一人で読むことに挑戦したいと手を挙げてくれた子供もいっぱいいて、早口言葉や原稿読みも初めてなのに上手でびっくりしました。
お台場の映像を見てもらいながら、フジテレビがこういう所にあって、こんな所で仕事しているよ、とお伝えしたので、「めざましテレビ」などを見たときにあの球体で働いているのかな、なんて思い出してくれたらうれしいですね。元気になったら、ぜひお台場にも来てほしいです。