「小児心臓移植を待つ家族のための支援」を受けられたご家族からご支援いただいた皆様にお便りをいただきましたのでご紹介いたします。
【郷敦くん】
我が子の父は中部地方に単身赴任、私は子供の病院へと通うため関西の病院のそばに家を借り、二重生活をしています。
さらに我が子に会うために週末のたびに新幹線となるとかなりの出費になります。
いただいたご支援は遠くから来る父と子供の愛おしい時間を過ごすための交通費にありがたく使わせていただきました。
お世話になっている病院は24時間面会ではないため、(本当はもっと一緒にいたいのですが..)日中の面会時間のみで、ご心配いただくような体力的な負荷などはほぼありません。

いつの日か、外の広い広い世界を知らない我が子にみせたい、そして笑顔になってもらえる日を..と大きな夢を見ていましたが
長期の移植待機もあって、体がどんどん追いつかなくなり、頑張りも虚しくこの半年では、残念ながらできなくなった事の方が多くなってしまいました。
なんとかあと1日だけでも、もう1日だけでも、、動かないこのあったかい体に触れられる日が続いたらと
毎日祈る思いで過ごしております。
ある方に、”大きい子から小さい子までたくさんの年齢の子供達が、病院の中から何年も出られずに頑張っている..”そんな話をしたところ
その方とご近所の有志の方々が病院の子供達のために大規模なチャリティーマーケットを開催してくださいました。
全く知らない土地で、コロナ禍ほぼひとりぼっちの心細いこの数年間でしたが、あたたかい気持ちにも支えられました。
健康という事は本当に尊い事であるということは失いかけて初めて気がつくものなのだと、
命の大切さをたくさんの子供達、親たちに忘れないで欲しいと思います。

ご支援いただいた皆さま、ありがとうございました!