日本料理店を営む『銀座小十』の奥田と申します。
私が小学校の頃に見たテレビで先天性心臓病などに苦しみながら経済的な事情で手術を受けることができない子供を取り上げた番組を見て、いたたまれない気持ちになりました。大人になってから、新聞で先天性の心疾患の記事を目にする機会があり、それ以降、心臓病と闘う子供たちの役に立てることはないかと考え、十数年前から毎月1万円ずつではございますが寄付を行っております。
現在、私は料理人となり、この度、ポプラ社から3冊目の本を出版することが出来ました。私にできることは何か?少しでも心臓病で苦しむ子供のために役立つならば、とわずかではありますが1冊目の印税から明美ちゃん基金に寄付させていただいております。
これからも、心臓病と闘う子供のために支援を続けてまいりたいと思います。
銀座小十 店主・奥田 透
著者プロフィール 奥田透(おくだ・とおる)
1969年、静岡県生まれ。静岡の割烹旅館「喜久屋」、京都の「鮎の宿つたや」などを経て、徳島の名店「青柳」で修業。1999年、29歳にして故郷・静岡で「春夏秋冬花見小路」をオープン。2003年に東京・銀座に「銀座小十」をオープン。2007年には『ミシュランガイド東京』で三つ星を獲得。その後、「銀座奥田」をオープン。2013年9月にはパリ、2017年11月にはニューヨークに「OKUDA」をオープンするなど日本を代表する気鋭の料理人。主な著書に、『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『焼く:日本料理 素材別炭火焼きの技法』(柴田書店)、『本当においしく作れる和食』(世界文化社)、『世界でいちばん小さな三つ星料理店』『三つ星料理人、世界に挑む。』『日本料理は、なぜ世界から絶賛されるのか』(ポプラ社)などがある。
■書籍リンク:【日本料理は、なぜ世界から絶賛されるのか】
明美ちゃん基金は、必ず子供たちの今と将来のために役立てることをお約束します。
今後も小児心臓病と闘う子供たちと移植医療の発展に関心を持ってもらえる事を願っております。