「小児心臓移植を待つ家族のための支援」を受けられたご家族からご支援いただいた皆様にお便りをいただきましたのでご紹介いたします。
【家族より】
この度はご支援いただきありがとうございます。
娘は生後8ヶ月の時に入院し一度も家に帰る事なく5月に3歳を迎えました。
娘がどのくらい生きられるのか、病室から出られない日々でどのように育つのか、いまだに日々不安が尽きる事はありませんが、幸い、補助人工心臓の力を借りながら2年以上命を繋ぐ事ができています。
娘は入院当時に補助人工心臓の空きが逼迫しており、移植登録施設とは別の病院に入院しています。自宅からは遠く(片道2時間半ほど)、基本的に24時間付き添いが必要な病院のため、3食の食事や洗濯代は積み重なります。
5歳の息子の成長も大切にしたく、付き添い交代や家族の時間を作るための交通費、宿泊代も積み重なります。
今回の支援金はこれらの出費に充てさせて頂き、私達に気持ちの余裕を与えてくれました。
また、一時期は病院への往復を負担にも感じていた兄ですが、
病院近くに大好きなレジャーランドがあったので、思い切って年間パスを購入させて頂きました。
おかげさまで兄にとっても楽しみが増え、妹の病院への往復が苦にならなくなりました。

そして何より、このような支援金の存在が、私達移植待機者が社会から見放されていない、という実感を持たせてくれたと思います。
社会の理解が不可欠な移植医療でしか生きられない娘。この支援金をきっかけに産経新聞紙面で多くの人に娘や同じように移植待機している子供達の存在を知って頂けたと思います。その事がとても嬉しく前向きな気持ちになれました。
ご支援・ご尽力くださった皆様、本当にありがとうございました。