笑顔で読んだよ、話したよ「緊張したけど楽しかった!」西山アナ登場のサプライズ 第2弾は埼玉医科大国際医療センター
産経新聞 令和5年6月18日配信

産経新聞とフジテレビ、国内外の心臓病の子供たちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)は16日、入院中の子供たちに日ごろ経験できない楽しいイベントを提供する産経新聞創刊90周年記念事業「ハーティープロジェクト」の第2弾を、埼玉医科大国際医療センター(埼玉県日高市)で行いました。前回同様、フジテレビの西山喜久恵アナウンサーが先生役となり、子供たちに話し方や読み方を指導。今回は西山アナ本人が登場するサプライズもあり、子供たちも、見学した保護者や病院スタッフも、笑顔あふれる一日となりました。
この日、イベントに参加してくれたのは、重い心臓病や小児がんなどと闘っている2~10歳の計9人。小児用補助人工心臓「エクスコア」を装着して心臓移植を待っている子供たちも、大きな駆動装置とともに集まってくれました。
開催に際しては、同センターと感染防止対策を慎重に検討。〝アナウンサー先生〟が言葉を通したコミュニケーションの授業を行うフジテレビの社会貢献活動「あなせん」をベースにした読み方・話し方教室を、未就学の子と小学生に分けて計2回行いました。
まずは子供たちが集まった部屋と、別室にいる西山アナをオンラインでつないでスタート。朝の情報番組「めざましテレビ」を見て予習していた子供たちは、大型モニターに西山アナが登場すると「きくちゃんだ!」と手を振り、うれしそうな表情を浮かべました。


西山アナとの〝めざましじゃんけん〟で緊張をほぐすと、いよいよ授業の開始です。「あいうえお」「いうえおあ」。みんなで大きな声を出してみました。「すごくいい声が出ていましたよ」。西山アナにほめられ、みんなご機嫌です。
続いてめざましテレビの人気コーナー「きょうのわんこ」の映像が流されると、別室の西山アナがそっと移動。突然子供たちの目の前に現れました。「なんでここにいるの!」。西山アナがいることを知らされていなかった子供たちはびっくりしながら、大喜び。

その後、未就学の子は映像にあわせ「きょうのわんこ」と発声する練習を行い、小学生は実際のナレーションに挑戦しました。
西山アナから「先生、感動しちゃった」と感想をもらったところで授業は終了。「みんなが頑張っていたから勇気づけられた」「緊張したけど楽しかった」。子供たちは目をキラキラさせ、充実した表情を浮かべていました。
子供の笑顔、みんなで応援したい フジテレビアナウンサー 西山喜久恵さん
今回は、子供たちと直接会って触れ合うことができました。すごく楽しんでくれていることが確認できて、イベントをやってよかったと心から思いました。
みんなが「めざましじゃんけん」をとても楽しんでくれていたのは、すごくうれしかったです。声を合わせて「きょうのわんこ!」と、タイトルコールを読んだ際には、全員で一緒に1つのコーナーを作りあげた気分になりました。
病院では、保護者の方々や病院のスタッフの皆さんが、子供たちの闘病を一生懸命支えていることも、改めて認識することができました。私も、その一員として、これからもみんなを応援していきたいと思っています。