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闘病の子供たち、西山喜久恵アナとナレーション挑戦(ハーティープロジェクト)

2023.10.26

闘病の子供たち、西山喜久恵アナとナレーション挑戦 国立循環器病研究センター

産経新聞 令和5年10月26日配信

西山喜久恵アナウンサーの読み方・話し方教室に参加した小さい子供たち

産経新聞とフジテレビ、国内外の心臓病の子供たちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)は25日、産経新聞創刊90周年記念事業「ハーティープロジェクト」を国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で行いました。入院中の子供たちに楽しい時間を過ごしてほしいと始まった企画の第4弾。フジテレビアナウンサーとのふれあいに、会場には笑顔があふれました。
イベントに参加してくれたのは重い心臓病などと闘う生後9カ月から19歳までの計22人。小児用補助人工心臓「エクスコア」を装着して心臓移植を待つ子供たちも、大きな駆動装置とともに院内のプレールームに集まってくれました。退院後に療養している自宅から、オンラインで参加してくれた子もいました。

楽しい雰囲気に、子供たちの笑顔がはじけました

この日は〝アナウンサー先生〟が言葉を通したコミュニケーションの授業を行うという、フジテレビの社会貢献活動「あなせん」のプログラムをベースにした読み方・話し方教室を、小さい子と小学生以上に分けて計2回行いました。
先生役を務めたのは、フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」のナレーションを担当する西山喜久恵アナウンサーです。冒頭、東京・お台場にあるフジテレビ本社ビルから、社会貢献担当のスタッフがオンラインで生中継。大型モニターにフジテレビの外観やグッズショップが映し出されると、子供たちは興味津々で見入っていました。

小学生以上の子供たちは「あなせん」のテキストを手に、難しい滑舌訓練にも取り組みました

このほか、小さい子供たちには西山アナが絵本の読み聞かせを行い、小学生以上は「きょうのわんこ」の原稿読みに挑戦。西山アナがお手本を披露すると、「本物だ!」と歓声が上がりました。「やってみたい人は」との呼びかけに何人もの手が挙がりました。

西山アナから「すごく上手で、感動しちゃった」とほめられ、授業は終了。「面白かった」「まだやっていたい」。見学した保護者や病院スタッフも笑顔で子供たちを見守ってくれました。

マイクを片手に、一人で「きょうのわんこ」の原稿読みに挑戦

「声を出すことは楽しいと思える体験を」西山喜久恵アナ
子供たちが本当に上手で驚きました。最初は自然と声を出せるような雰囲気を作らないといけないと思っていましたが、そんな心配は必要ありませんでした。「きょうのわんこ」の朗読では、ただ文章を読むだけでなく「伝えたい」という思いも伝わってきました。
6月の第2弾も担当したのですが、参加してくれたお子さんがその後、「きょうのわんこ」や早口言葉の練習をしていると聞き、すごくうれしかったです。今回も積極的に手を挙げ、朗読してくれた子供が、普段は人前で発表するようなタイプではないと聞きました。「声を出すことは楽しい」。これからもたくさんの子供たちに、そう思える体験をしてほしいと思っています。

子供たちと「めざましじゃんけん」をする西山喜久恵アナウンサー

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